“背骨は、頚椎、胸椎、腰椎の3つに分けられますが、それぞれ得意な動作と不得意な動作
があります。

腰椎は、曲げたり伸ばしたりするのは得意ですが、ひねるのは苦手です。
重いものを持って、腰をひねると大きな負担になります。
腰をひねるような動作には注意しましょう。

また、座っている姿勢も腰に負担をかける要因です。
立っている時よりも、座っている時の方が1.4倍も腰椎に負担がかかるそうです。

座っている時も、立っている時のように背骨のS字カーブを保つようにして下さい。
骨盤をおこして、坐骨が座面につけて座るのがベストです。

S字カーブを保つために、椅子の背と腰の間に手のひら1つ分の隙間をつくりように
しましょう。
へその高さに巻いたウエストポーチのポーチを後ろ側に回してすわると、この姿勢が
保たれます。
椅子の背と腰の間に空のペットボトルを挟んで維持するのも、姿勢を保つ練習になります。

やわらかいソファーは、骨盤をおこして座ることができないので避けましょう。
また、人間工学的な形の椅子は、腰椎には優しいですが、筋肉を衰えさせてしまう可能性
があります。

椅子から立ち上がる時は、まず前に浅く座ってから、ヒザを前に出して脚の力で立つのが
腰椎の負担を減らす方法です。

腰痛の人に、「モンローウォーク」で歩く人が多く見られます。
マリリンモンローを意識しているのではなく、「中臀筋(ちゅうでんきん)」という
お尻の筋肉が衰えた結果です。

中臀筋は、骨盤を支える筋肉です。
この筋肉が衰えると歩くたびに骨盤が左右に下がってしまい、モンローウォークのように
なるのです。

中臀筋が衰えるのは、単純に運動不足です。
エレベーターやエスカレーターに頼らずに、日頃から階段を使うようにしましょう。

中腰や前屈も腰には大きな負担になります。
特に大きな荷物を持つ時は、上体を曲げて中腰のまま持ち上げるのは禁物です。
ヒザを曲げて、脚を使ってまっすぐ上に持ち上げるのがコツです。

また、正しい姿勢でも長時間同じ姿勢でいると筋肉が緊張し、腰にも負担をかけます。
個人差はありますが、同じ姿勢を15分~20分続けていると筋肉が固まりはじめるそう
です。

デスクワークの人は、15分ぐらいしたら歩くようにするのがベストです。
最近では、バランスボールを利用してデスクワークをしている会社もあります。
バランスボールは腰のまわりの筋肉にも効果的ですから、環境が許せるなら是非
使って下さい。”