足の大切な役割

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“普段はあまり意識していませんが、私たちの足には大切な役割があります。

ひとつは、自動車のタイヤのような役割です。
足には、常に大きな負担がかかっています。
1歩足を足を踏み出すと、足には体重の20%から25%がプラスされます。
早足で歩くと、30%が追加され、ジョギングでは、体重の5倍から7倍の負荷がかかる
と言われています。

足は、身体の重さを分散すると同時に、地面からの反発力を受け止める働きをします。
まさに、タイヤの役割を担っているのです。

タイヤの空気圧が少なかったり、パンクしたりすると、車の運転に支障をきたします。
足も同じです。
足の機能が乱れると、身体全体のバランスが崩れ、様々なトラブルが生じてきます。

足の役割のもうひとつが、姿勢の制御機能です。
足の裏には、多くの知覚センサーがあります。
このセンサーからの情報で、脳は各筋肉などの指令を出すのです。

しかし、足の裏が硬くなって機能が低下すると、情報の伝達スピードも遅くなります。
高齢者が転びやすい原因のひとつには、このセンサー機能が衰えることがあげられます。

足がタイヤのような働きができるのは、その構造にあります。
正しく作用している足は、踵(かかと)と親指と小指の付け根の3点で支えられています。
この3点を腱と筋がアーチのようにつながって、衝撃を吸収しているのです。

人間の骨密度や骨のカルシウム量は、14歳ごろに決まると言われています。
足のアーチが正しく形成されるためには、この頃までの運動量が大きく関係してきます。
学生時代に運動した人は、丈夫な足が作られて、年を取っても丈夫な足でいられる可能性
が高いなっています。

若い頃に運動をしなかった人は、今からでも足を鍛えることが大切です。
ウォーキングや階段の上り下りを、積極的におこないましょう。

正しく作用している足は、3点で支えられているといいましたが、歩いている時には、この
3点が(踵→小指の付け根→親指の付け根)という順で着地しています。
この時に、足の裏は微妙な「ねじれ」が生じます。
このねじれのことを「あおり」と呼びます。
スムーズに歩くことができるのは、前の脛にある筋肉(前脛骨筋)がブレーキをかける
ことと、この足のあおりが作用しているからです。

加齢とともに、足裏の筋肉や腱が硬くなると、足のあおりも作用しづらくなります。
これを予防するために、足首の運動を習慣化しましょう。

この運動は、立っても座ってもできますが、座っておこなう方が足の動きを認識しやすい
でしょう。
足の裏全体を外側と内側に交互に傾けます。
極力膝を動かさないようにするのがコツです。

また、高齢者が転びやすいのは、前脛骨筋が硬くなってブレーキが利きづらくなっている
ことも原因のひとつです。

前脛骨筋を伸ばすマッサージも大切です。

まず、テニスボールを用意して、床に置きます。
足の脛の外側がテニスボールに当たるように正座します。
足首から膝下まで、順番に押していきます。
強く感じる箇所は、30秒以上押すと効果的です。

左右の脛のマッサージが終わったら、次に椅子に腰掛けます。
つま先を上げて、足の指全体を床につけて折り曲げます。
左右30秒ずつ、2~3セットおこないます。

足のトラブルに悩まされている女性は、少なくありません。
その多くは、「ハイヒール」が原因と言えます。

外反母趾や巻き爪、鷲指など様々な疾患を抱えてる女性は多数います。

踵が高くなると、その分骨盤の傾きが大きくなります。
通常、30度傾いている骨盤が、10センチのハイヒールを履くと45度になるそうです。

骨盤が多く傾けば、腰椎に負担がかかり、骨盤底筋群も弱まります。
生理通や尿漏れなどの原因にもなるのです。

自分に合ったハイヒールを選ぶことも大切ですが、太ももの内側や腰、脛などの
ストレッチを積極的におこないましょう。

また、歩き方も大切なポイントです。
日本人は、内股歩きが女性の美しい歩き方として賞賛されてきましたが、ハイヒールには
適していません。

外国の女性は、つま先を外に向けて、颯爽とした姿で歩いています。
これは、がに股ではなく、モデルのような歩き方。
つま先を外に向けながら、一直線上に歩く方法です。
この歩き方なら、骨盤の傾きが少なくてすみます。

普段意識していない足も、私たちの身体を左右する大切な働きをしています。
加齢とともに、知らず知らずのちに正しい機能が失われていきます。

いつまでも足が正しく働くようにするためにも、足の機能を意識し、積極的にマッサージ
や運動を習慣化して下さい。”

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