腰の仕組み

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“腰痛は、原因不明の病とも言われています。
実際に、腰痛患者の85%は、原因がわからないそうです。

なんらかの精神的な原因から、筋肉が緊張して痛みが発生している場合も多く、
ストレッチなどで血行を良くするような対症療法がおこなわれています。

対症療法だけでなく、腰の仕組みを理解して、腰への負担を少なくすることが大切です。

腰は文字通り、人間にとって大切な「要(かなめ)」です。

4本の足で歩く動物から2足歩行になった時以来、腰には大きな負担が生じています。

人間の背骨(脊柱)はS字型のカーブを描いています。
これは、脳に衝撃が伝わらないように着地時の衝撃をやわらげるためです。

脊柱(せきちゅう)は、「椎骨(ついこつ)」という骨が積み上げられてできています。
椎骨は、円盤状の「椎体」と背中につきでた「椎弓(ついきゅう)」で構成されます。

錐体の間にあるのが「椎間板(ついかんばん)」です。
椎間板は、クッション性に優れ、強い圧力が加わると変形して衝撃を吸収します。

この椎間板が衰えるのも腰痛の原因のひとつと考えられています。
早い人では、20歳ぐらいから椎間板の粘弾性が低下するそうです。

粘弾性が低下すると、まわりの人体や筋肉などの組織が補おうとして働きます。
これが、大きな負担となって腰痛を誘導します。

また、腰にも関節があります。
この関節をつくるのが「腰椎(ようつい)」です。

脊柱は、大きく「頚椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」の3つから
構成されています。

腰の骨格となるのが腰椎で、その下には骨盤と一体化した「仙骨(せんこつ)」があります。
腰椎は、5つの椎骨からなっています。

背骨は、頚椎から下にいくほど太くなり、腰椎はもっとも太い椎骨です。
腰椎それぞれが関節となり、腰を動かしたり安定させたりしています。

腰痛を考える場合、この腰椎と「骨盤」「股関節」の関係が重要になります。

直立した状態からお辞儀をすると、腰椎を中心に背骨が曲がります。
実は、この時に骨盤と股関節も同時に動いているのです。

腰椎が曲がることができる角度は、5つの腰椎合わせても45度ぐらいです。
無理するをすると、椎間板がつぶれる危険性があるからです。

そこで、骨盤が傾いて、股関節が曲がることで腰椎をサポートしているのです。

骨盤や股関節の動きが悪くなると、腰椎に負担が生じます。

これも腰痛を生み出す原因とも言われています。

骨盤や股関節の動きが悪くなる要因は、ハムストリングやお尻の筋肉である「大臀筋
(だいでんきん)」が衰えることが関係しています。

さらに、足を前にあげる時に股関節の屈曲に使う「腸腰筋」という筋肉の衰えも腰痛の
要因になります。

ハムストリングや大臀筋の身体のまわりにある筋肉と異なり、腸腰筋は、手で触れない
「インナーマッスル」です。

インナーマッスルは、自覚できないので、衰えを感じにくい筋肉なのです。

バリアーフリー化は、反面足腰の筋力を落とす結果も招いています。
安心できる環境づくりも大切ですが、階段の上り下りなど、筋力を維持することを意識
して行動することも忘れないようにしたいものですね。”

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