尿漏れ予防に骨盤底筋群を鍛えよう

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“排尿や排便には、筋肉が影響していることは説明しました。
筋肉には、「随意筋」と「付随意筋」があります。

随意筋は、自分の意思で動かせる筋肉で、筋トレなどで鍛えることができます。
不随意筋は、心臓の筋肉や内臓や血管などの筋肉で、自分では動かすことのできない筋肉
です。

排尿や排便をコントロールする筋肉にも、この随意筋と不随意筋があります。
特に随意筋は、意識して使わないと加齢とともに衰えていきます。

尿道括約筋と外肛門括約筋は随意筋です。
尿失禁や便失禁を予防するためには、これらの筋肉を鍛えることが必要です。

人のお腹は、筋肉でできた袋のようなもので包まれています。
上が横隔膜、お腹を巻いているのが腹横筋、背中は多裂筋がカバーし、底には骨盤底筋群
があり、支えています。
この袋にかかる圧力を、腹圧と言います。
くしゃみなどをすると腹圧が高くなり、膀胱や尿道、直腸などが刺激されますが、骨盤
底筋群が締まっているので、尿漏れなどをおこすことはありません。

加齢により骨盤底筋群が衰えると、腹圧に耐えられなくなり、尿漏れなどをおこしやすく
なるのです。

尿道確約筋と外肛門括約筋は、この骨盤底筋群に含まれています。
ですから、骨盤底筋群を鍛えることが、尿漏れ防止に効果的なのです。

骨盤底筋群を鍛えるのは、決して難しいことではありません。

肛門や尿道、膣などを締めたり緩めたりするだけです。
1~2秒締めたら、2~3秒かけて緩めるのがコツ。
通勤電車やオフィス、料理中でも簡単にできます。

肛門を締める時に注意したのが、お尻の筋肉が同時に動いていないかです。
お尻の筋肉が動いてしまう人は、排便の時にもお尻の筋肉を使っている場合があります。
骨盤底筋群を鍛えるためにも、お尻の筋肉を動かないようにして肛門だけを締めるように
しましょう。

骨盤底筋群を鍛えることは、泌尿器の異常による「過活動膀胱」の予防にもなります。

尿漏れは、骨盤底筋群が衰えなくてもおこることがあります。
それは、「腹筋運動」のやりすぎです。
スポーツジムなどで、筋肉を鍛えている女性が、尿漏れ防止のナプキンをつけていること
があるそうです。

これは、腹筋が鍛えられることで腹圧が高まり、その圧力に骨盤底筋群が負けてしまう
ことが原因です。

腹筋を鍛えることは大切ですが、同時に骨盤底筋群も鍛えるようにしましょう。

骨盤底筋群を鍛えるエクササイズとしては、「ピラティス」がおススメです。
ピタティスは、体の中から姿勢を整える運動としてドイツで誕生し、アメリカに渡り、
多くのダンサーたちに支持されました。

インナーマッスルを鍛えるとともに、常に「肛門を締める」ことを意識します。
骨盤底筋群を鍛えるには最適なエクササイズと言えます。
興味があれば、是非試してみましょう。

尿漏れなどのトラブルは、鍛えれば予防することができます。
「年だから仕方ない」
なんて、諦めずに、しっかりと予防する努力をして下さい。”

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