効果的なセールスレターには、奇抜なアイデアと心を掴むヘッドラインが必要です。
しかし、自分ひとりでこれを作り出すのは、そう簡単ではありません。
天才的なコピーライターでないとまず無理。
そう思うのは当然ですね。
コピーライティングは、芸術ではありません。
良いコピーは、誰にでも書くことはできます。
それは、良いコピーを真似れば良いのです。
過去にヒットしたセールスレターをまとめたものを「スワイプファイル」と言います。
有名なコピーライターは、このスワイプファイルを必ず持っています。
スワイプファイルは、入手することは可能ですので、興味ある方はお問い合わせ下さい。
また、日本では一般的ではありませんが、アメリカでは「マガログ」というものが数多く見られます。
マガログは、マガジンのような形態のニュースレターです。
ダイレクトメールのように配送されています。
全くの新規の人に送って、大きな成果を得ているマガログも少なくありません。
「Get Rich Slowly」というヘッドラインのマガログは有名ですが、それまでは、すぐにお金が儲かるというセールスレターが多い中、「ゆっくりリッチになろう」というコピーは、非常にインパクトのあるものでした。
また、目次の順番も変わっています。
ページの順番でなく、読んでもらいたい内容の順番で掲載されているのです。
あくまでもニュースレターなので、購買につながることを考えて構成されています。
「どこをみても、すぐに金持ちになる、というような広告だらけで嫌になりますよね。」
見込み客の同感を引き出すコピーから、本文に入っていきます。
さらに権威的な人物のインタビューやユーザーの声などを数多く掲載して、信頼性を高めています。無料プログラムのオファーなど、基本的なニュースレターの構造と同じですが、ページ数も多く内容は充実しています。
また投資関係のマガログのヘッドラインは、
「Lies,Lies,Lies!(ウソ、ウソ、ウソ!)」というインパクトのあるものになっています。
前出のヘッドラインも短いものでしたが、その下にきちんとその理由を説明したコピーが掲載され、きちんとフォローしています。マガログを発行しているところは、日本ではベネッセなどの大手通信教育会社がおこなっていますが、他にはあまり見かけられません。競合の少なさを考えると、マガログはこれから期待されるDMになるかもしれません。
どちらにしても、このようなマガログやニュースレターを収集し、コピーライティングの材料として保管しておくことは大切です。
コピーライティングは、組み合わせのテクニックとも言われています。
頭の中で、ゼロから考えるのではなく、過去にヒットした文章をピックアップしてより自分の商品やサービスにあった文章に加工していくのです。材料とノウハウさえあれば、だれでも有能なコピーライターになれますというわけではありませんが、きちんとした前提知識と材料があれば、お金をもらえる仕事としてコピーライターになることは決して不可能な話ではありません